カードローン、融資、借入、キャッシング、各種ローンなどに関連する「や」行の用語を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
約定金利
よみがな：やくじょうきんり
約定金利とは、当事者間の契約によって定められる金利のこと。
金融機関は利息制限法の範囲内で自由に金利を決められる。金銭貸借における金利が利息制限法や出資法の制限を受けるのは、消費者を不当な借金から守るため。「約定利率」と呼ばれることもある。
約定返済
よみがな：やくじょうへんさい
約定返済とは、毎月の決められた日に、決められた金額を返済すること。
毎月の決められた日とは「約定返済日（返済期日）」を、決められた金額とは「約定返済額（毎月の返済額）」のことを指す。金融機関により支払日が決められていて、指定口座から自動引き落としを採用している業者が多い。クレジットカードやオートローンなどの支払いで、毎月決められた金額を返済することも約定返済と呼ばれることがある。約定返済の他に、資金に余裕がある場合に利用できる「臨時返済」がある。
約定返済額
よみがな：やくじょうへんさいがく
約定返済額とは、契約で定められた、毎月返済しなければならない最低限の金額のこと。
カードローンでは、毎月の返済額が借入残高ごとに変動していくケースが多い。この場合、借入残高が増えるごとに約定返済額は多くなり、借入残高が減るごとに約定返済額は少なくなる。返済が進むほど毎月の返済額は少なくなり返済は楽になるが、その分、返済期間が長期化して利息総額が増えるリスクがある。約定返済額のみだけでなく、臨時返済や一括返済なども活用するのが効果的。
関連する用語
約定返済日
よみがな：やくじょうへんさいび
約定返済日とは、契約で定められた返済期日、毎月の支払日や返済日のこと。
融資元の金融機関によって、返済期日の設定にはさまざまなパターンがある。「毎月の指定日を利用者が自由に決められる」「数パターンの返済日候補の中から利用者が選択」「毎月●日のみ」など、返済日が毎月1回の約定日制や、約定返済日が「35日ごと」に巡ってくるサイクル制など。引き落としや振替など、銀行や契約内容によって、選択できる日にちが制限されるケースもある。指定日に支払いや返済が繰り返し行われる。約定返済日に遅れると、遅延損害金や督促状などの催促が実施される。
関連する用語
ヤミ金（ヤミ金融）
よみがな：やみきん（やみきんゆう）
ヤミ金とは、貸金業者としての登録の有無にかかわらず、違法な金銭貸付などを行う業者のことをいう。
現在、利息制限法などで定められている上限金利を超えた法外な高金利での貸し付けや、違法な取り立て行為などを行う。返済困難に陥った多重債務者や中小企業、破産者などをターゲットとして電話やDMなどを送り付けて融資を迫ってくる。「ヤミ金融」「闇金」などと呼ばれることもある。
関連する用語
融資限度額
よみがな：ゆうしげんどがく
融資限度額とは、金融機関で融資が受けられる最高金額のこと。
金融機関が貸付上限額を800万円に設定している場合でも、契約で500万円に決定するとその金額が融資限度額になる。カードローンやクレジットカードのキャッシング機能の場合、融資限度額の範囲内であれば回数の制限なく自由に利用できる。総量規制や信用情報などによって決まるが、審査基準は公表されていない。
融資時間
よみがな：ゆうしじかん
融資時間とは、申し込みをしてからお金を借りるまでにかかる時間のこと。
消費者金融では、「最短で即日融資」に対応していることが多い。銀行カードローンでは、警察庁データベースを確認することから、最短でも翌営業日の融資になる場合が多い。融資元の金融機関や審査状況によって、審査の完了・融資までにかかる時間は異なる。
有人店舗
よみがな：ゆうじんてんぽ
有人店舗とは、店内や窓口など、にスタッフがいる店舗のこと。
スタッフが対応してくれる「有人窓口」のほか、金融機関によっては「自動契約機」「テレビ窓口」や「ATM」なども設置されているケースが多い。直接的にスタッフと会話を行いながら手続きを進めたい場合などに利用しやすい。
与信
よみがな：よしん
与信とは、取引相手に融資や融資枠などの、信用を提供すること。
取引相手にいくら位の返済能力があるかを判断する目的で利用される。クレジットカードや各種ローンなどの審査を「与信審査」と呼ぶこともある。カード会社では、貸し倒れが発生しない対策として「与信管理」と呼ばれるリスクマネジメントを行っている。
与信枠
よみがな：よしんわく
与信枠とは、主に取引相手に信用（融資の枠）を与えることを意味する。
カードローンにおいては利用限度額そのものを指し、クレジットカードにおいてはショッピング枠とキャッシング枠などを指す。一般的には、収入に対する総量規制（年収の3分の1）から、借入残高を指しい引いた金額が与信枠といえる。
