アコムの金利は高い?利息の計算方法や返済シミュレーション・金利を下げる方法などを解説

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2023.12.12

アコム

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アコムの金利は高い?利息の計算方法や返済シミュレーション・金利を下げる方法などを解説

初めてカードローンを利用する方に人気のアコム。消費者金融ということで「金利が高いのでは?」と考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、アコムの金利は消費者金融の中では平均的で決して高くありません。金利を下げたり、利息を抑えたりする方法もあります。

また、30日間の無利息期間を利用できるため、「金利が気になる」「利息を安くしたい」と思っている人におすすめのカードといえるでしょう。

この記事では、アコムの金利が気になる方へ、適用される金利や他社との比較、利息を下げる方法について紹介します。

カードローンの利用を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

結論(この記事のポイント)

  • アコムの金利は消費者金融の中では平均的
  • アコムの金利は契約極度額(利用限度額)と審査で決まる
  • 適用金利を引き下げる方法もある
  • できるだけ利息を減らしたいなら無利息期間を活用する
アコム
利用限度額 審査時間 融資までの時間
最大 800万円 最短20※1 最短20※1
借入金利 無利息期間 土日の借入
3.0%~18.0% 30日間
パート・アルバイト 学生 専業主婦
※2 ※2 ×※2
おすすめポイント
  • 審査&融資は最短20分!
  • 最長30日間、無利息で借りられる!
  • 在籍確認は書類でOK!職場への電話連絡は原則なし!
  • 1…申込の時間帯や審査の状況などによって希望に沿えない場合あり
  • 2…20歳以上で安定した収入があれば学生・主婦の方でも利用可能。専業主婦/専業主夫の方は不可

目次

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アコムの金利は高い?他の大手消費者金融や各種ローンと比較

結論からいえば、アコムの金利は高くありません。消費者金融の中では平均的な金利です。

ここでは、アコムの金利設定や他の大手消費者金融、各種ローンとの金利比較について紹介します。

アコムの金利設定は高くない

アコムの金利は3.0%〜18%と、消費者金融の中では平均的な金利です。

【アコムの金利設定】

3.0%〜18% : 契約極度額(利用限度額)が大きくなるほど適用金利が下がる

適用金利は契約極度額と審査結果で決まるため、自分に適用される金利は契約しないと分かりません。また、適用金利は契約極度額が大きくなるほど低くなります。

アコムは初回30日間の無利息期間がある

アコムは初回契約に限り「30日間金利0円サービス(初回30日間無利息)」が利用できます。利息の負担を抑えたい人におすすめなサービスです。

「30日間金利0円サービス」の適用条件と注意点は次のとおりです。

【30日間金利0円サービスの適用条件】

  • 初回契約日の翌日から30日間の利息が無料
  • 30日以内に追加借入した分も対象

【30日間金利0円サービスの注意点】

  • アコムでの契約が初めての方が対象
  • 契約日の翌日から適用される(借入日の翌日からではない)

「30日間金利0円サービス」は、借入日ではなく契約日の翌日から適用される点に注意が必要です。このため、利息を抑えるには借入日の直前か当日に契約を行うのがベストです。

続いて金利0円の適用例について見てみましょう。

次のとおり、契約日翌日から30日以内に返済が終わった場合は、金利0円で借入が可能です。

30日以内に返済が終わった場合

一方、契約日翌日から31日以後も残額を返済する場合は、残高にのみ通常の金利が適用されます。

31日以後も残高の返済を継続する場合

他の大手消費者金融と比較

アコムと他の大手消費者金融で金利を比較すると、差はほとんどありません。アコムの金利は、消費者金融の中で平均的といえるでしょう。

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■大手消費者金融各社の比較
消費者金融名 借入金利 契約極度額 無利息期間 融資時間
アコム 3.0%~18.0% 800万円 30日間 最短20分
プロミス 4.5%~17.8% 500万円 30日間 最短25分
アイフル 3.0%~18.0% 800万円 30日間 最短20分
SMBCモビット 3.0%~18.0% 800万円 なし 最短15分

また、無利息期間も30日間で他社との違いはありません。ただし、アコムは融資時間が最短20分なので、すぐに借入したい方や忙しい方におすすめです。

なお、借入金利の上限は2010年の利息制限法と出資法の改正によって引き下げられました。

【利息制限法の上限金利】

  • 元本合計10万円未満の場合 : 年20%
  • 元本合計10万円以上100万円未満の場合 : 年18%
  • 元本合計100万円以上の場合 : 年15%

これにより、以前に比べてカードローン利用者の金利負担が軽減されています。

他のキャッシングや目的別ローンと比較

アコムなど消費者金融系ローンを、他のキャッシングや目的別ローンと比較してみましょう。

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■各種借入方法による金利などの比較
借入種別 借入金利 契約極度額 無利息期間 即日融資
消費者金融系
ローン
3.0%~18.0%程度 1万円~
800万円程度
銀行系ローン 1.5%~14.5%程度 1万円~
800万円程度
×
クレジットカードの
キャッシング
15.0%~18.0%程度 1万円~
300万円程度
× ×
自動車ローン 1%~10.0%程度 30万円~
1,000万円程度
×
住宅ローン 0.3%~6.0%程度 1,000万円~
1億円程度
× ×
  • 「〇…ほとんどが対応」「△…一部のみ対応」「×…対応不可」

消費者金融系ローンは無利息期間があるほか、即日融資可能なため、誰でも借りやすい点が大きなメリットです。

また、総量規制の対象になるため、年収の3分の1を超えた借入ができず、返済負担が大きくなりにくいのも特徴です。

【総量規制とは?】

「返済能力を超える貸付」を防止するため、貸金業者からの借入を原則として年収の3分の1以内とするルールです。消費者金融やクレジットカード会社からの借入が該当します。

例えば年収300万円の方の場合、他の貸金業者を含めた借入可能額は最高100万円となります。

【例】年収300万円の場合

  • アコムのみ借入の場合 : 最高100万円(アコムの契約極度額)
  • 他社の借入もある場合 : 最高100万円(他社とアコムの契約極度額の合計)

消費者金融系ローンは目的別ローンと異なり、資金使途や借入・返済が自由な点もメリットといえるでしょう。

アコムの金利・利息はどう決まる?

アコムの金利はどうやって決まるのでしょうか。

ここでは、アコムの金利の決まり方や利息の計算方法、最低返済額について紹介します。

金利は契約極度額(利用限度額)によって決められている

アコムの金利は、契約極度額ごとに決められています。このため契約が完了し、契約極度額が決まらないと、自分に適用される金利は分かりません。

金利は次の表のとおり、契約極度額が大きくなるほど低くなります。

■アコムの契約極度額(利用限度額)ごとの借入金利(実質年率)
契約極度額
(利用限度額)
借入金利(実質年率)
1万円~99万円 7.7%~18.0%
100万円~300万円 7.7%~15.0%
301万円~500万円 4.7%~7.7%
501万円~800万円 3.0%~4.7%

アコムを初めて利用する場合は、上限金利18.0%が適用されるケースが大半です。

ただし、初めて利用する場合でも契約極度額が100万円を超える場合は、15%以下の金利が適用されるケースもあります。

契約極度額(利用限度額)は審査によって決まる

アコムの契約極度額は、主に次の要因を総合的に審査して決められます。

1
返済能力の高さ
2
信用情報
3
他社の借入状況
4
返済比率
1
返済能力の高さ : 年収の高さや収入の安定度から判断されます。また、同居家族(扶養家族)の有無や人数、家賃や住宅ローン負担の有無なども判断材料になります。
2
信用情報 : 信用情報機関から得られる申込者のローン申込実績、返済実績、事故情報の有無などから判断されます。
3
他社の借入状況 : 銀行やクレジットカード会社、消費者金融からの借入状況から判断します。
4
返済比率 : 収入に占めるローン返済額の比率のことです。返済比率が高いほど審査で不利になります。

利息(金利)の計算方法

アコムの利息(金利)は、「借入残高×借入利率(実質年率)÷365日×利用日数」で計算します。

このうち、借入残高は毎月の返済や繰上げ返済(毎月の返済以外に任意で返済すること)によって変わるため、利息額は毎日の残高に応じて日割計算されます。

利息額は毎日の残高に応じて日割計算
  • 画像出典:アコム(以下同)
  • 借入の当日は利用日数に含まず
  • 1円未満は切り捨て
  • うるう年は366日で算出

続いて、次の例をもとに実際の利息を計算してみましょう。

1万円を18.0%の借入利率で30日間借りた場合、利息は147円になります。

利息(金利)の計算例①

10万円を18.0%の借入利率で30日間借りた場合、利息は1,479円になります。

利息(金利)の計算例②

なお、アコムの「ご返済シミュレーション」では、借入希望額に対して「毎月いくら返済すればいいか」「どのくらいの期間返済すればいいか」を計算することができます。

「ご返済シミュレーション」の使い方は「アコムの返済シミュレーションツールで返済計画をチェック」にて後述。

自分に適用されている金利を確認する方法

アコムの金利は、契約極度額に応じて異なります。

自分に適用されている金利は、次の3つの方法で確認できます。

  • マイページのメニューにある「明細書の確認」で確認する
  • アコム公式アプリで確認する
  • ATMの利用明細書で確認する

このうち、マイページから確認する場合は、8桁の会員番号とWebパスワード(または4桁の暗証番号)の入力が必要となります。

一方、アコム公式アプリであれば、スマートフォンの生体認証で適用金利や利用状況を確認できるほか、24時間最短10秒で振込融資が受けられます。

アコムの返済シミュレーションツールで返済計画をチェック

アコムは、「ご返済シミュレーション」に借入希望額や借入利率などを入力することで、次の3つを確認することができます。

【借入希望額に対して】

  • 返済金額(毎月いくら返済すればいいか)
  • 返済金額(どのくらいの期間返済すればいいか)
  • 返済金額の内訳(元金・利息・毎月返済後の残高)
ご返済シミュレーション

実際のシミュレーション結果を見てみましょう。

【返済額のシミュレーション例】

  • 30万円を借入利率18.0%、30回払いで借りた場合:
    毎月の返済額 12,491円

【返済期間(回数)のシミュレーション例】

  • 30万円を借入利率18.0%、毎月の返済額1万円で借りた場合:
    返済期間(回数)41回

このように、「ご返済シミュレーション」を利用すると、事前に「毎月の返済額」や「返済期間(回数)」を知ることができます。

計画的な返済を行い、利息を抑えるため、借入前に返済計画を立てておくのがよいでしょう。

アコムの返済シミュレーション:最低返済額

最低返済額とは、借入残高に対して毎月必ず返済しなくてはならない最低金額のことです。

具体的には、毎月の決まった返済額(約定返済額)が最低返済額にあたります。

ここでは、アコムで借入をして最低返済額で返済した場合のシミュレーション結果について解説します。

まずは、アコムの最低返済額の決まり方について紹介しましょう。

アコムの最低返済額はいくら?

アコムの最低返済額は、「契約極度額(借入限度額)」と「借入残高」の2つで決まります。

最低返済額は、次のとおり「借入残高」×「一定の割合」(契約極度額によって異なる)で計算します。また、「一定の割合」は「契約極度額」に応じて異なります。

「借入残高」×「一定の割合」(契約極度額によって異なる)で計算
  • 画像出典:アコム
  • 1…最後に借入したときの借入残高
  • 2…千円単位。千円未満の端数がある場合は切り上げ
■契約極度額と一定の割合
契約極度額(借入限度額) 一定の割合
30万円以下の場合 借入金額の4.2%
30万円超、100万円以下の場合 借入金額の3.0%
100万円超の場合 借入金額の3.0%
借入金額の2.5%
借入金額の2.0%
借入金額の1.5%

次の例をもとに、実際の最低返済額を計算してみましょう。

【最低返済額の例】

  • 契約極度額30万円、借入残高10万円の場合 : 借入残高10万円×一定の割合4.2%= 最低返済額5,000円(千円未満切り上げ)
  • 契約極度額200万円、借入残高50万円の場合 : 借入残高50万円×一定の割合3.0%= 最低返済額15,000円(千円未満切り上げ)

なお、最低返済額はあくまでも「毎月返済しなければならない最低金額」であるため、余裕のある時は増額返済をして、借入期間を短縮することも可能です。

続いて、最低返済額で返済を続けた場合に「総返済額がいくらになるのか」をシミュレーションしてみましょう。

最低返済額のシミュレーション【10万~50万円を借りた場合】

金利18%で10万円〜50万円を借りて、最低返済額で返済した場合の総返済額をシミュレーションしました。

借入限度額が30万円の人の場合

借入限度額が30万円の場合のシミュレーション結果です。

利息総額に注目しましょう。30万円借りた場合の利息総額は10万円借りた場合の3倍以上となり、利息負担が大幅に増えています。

これは、借入金額の大きさとともに、返済回数(返済期間)が増えたことによるものです。

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借入金額 最低返済額/月 返済回数 利息総額 総返済額
10万円 5,000円 24回 19,772円 119,772円
20万円 9,000円 28回 45,093円 245,093円
30万円 13,000円 29回 70,993円 370,993円

借入限度額が50万円の人の場合

借入限度額が50万円の場合のシミュレーション結果です。

借入限度額が30万円の場合に比べて最低返済額は少なくなっていますが、その分返済回数と利息総額・総返済額が増えています。

最低返済額が減ると毎月の返済負担は軽減されますが、長期的には利息負担が大きくなることが分かります。

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借入金額 最低返済額/月 返済回数 利息総額 総返済額
10万円 3,000円 47回 39,639円 139,693円
20万円 6,000円 47回 79,313円 279,313円
30万円 9,000円 47回 118,982円 418,982円
50万円 15,000円 47回 198,327円 698,327円

最低返済額は変更できる

これらのシミュレーション結果を見ると、最低返済額が大きいほど利息負担・総返済額ともに抑えられることが分かります。

ただし、毎月の返済が負担となっている場合は、最低返済額を減らしたいと考える方も多いでしょう。

アコムは、借入残高が減った場合でも、自動的に最低返済額が変更されません。当初設定された最低返済額が引き続き適用されるので、変更したい場合は自身で行う必要があります。

毎月の返済が厳しい方は、次の方法で最低返済額を減らすこともできます。

【最低返済額を減らす方法と注意点】

  • マイページメニューに表示されている「返済額の変更」から手続きを行う
    ※メニューに「返済額の変更」が表示されている場合のみ変更可能
  • アコム総合カードローンデスクへ電話をして手続きを行う
    アコム総合カードローンデスク:0120-629-215(受付:平日9時~18時)

アコムの返済シミュレーション:返済期間

アコムの総返済額は返済期間によって異なり、返済期間が長くなるほど利息負担が増える点に注意が必要です。

ここでは、アコムで借入をした場合の返済額を返済期間ごとにシミュレーションして解説します。

まず、アコムで可能な最長返済期間について見てみましょう。

アコムの最長返済期間は?

アコムの最長返済期間は返済金額(先に紹介した「契約極度額」と「借入残高」ごとに決められた「最低返済額」)によって次のように異なります。

【返済期間・返済回数】
最低返済額が4.2%以上の場合 最終借入日から最長3年0カ月・1回~31回
最低返済額が3.0%以上の場合 最終借入日から最長4年11カ月・1回~51回
最低返済額が2.5%以上の場合 最終借入日から最長5年9カ月・1回~60回
最低返済額が2.0%以上の場合 最終借入日から最長8年7カ月・1回~89回
最低返済額が1.5%以上の場合 最終借入日から最長9年7カ月・1回~100回
  • 出所:アコム
  • 最低返済額の1.5%~4.2%の各数値は、最低返済額の算出に使用される借入金額に対する「一定の割合」

返済期間のシミュレーション【10万~50万円を借りた場合】

金利18%で10万円〜50万円を借りた場合の利息総額と総返済額を返済期間ごとにシミュレーションしました。

6カ月(6回)で返済する場合

10万円〜50万円を6カ月(6回)で返済した場合のシミュレーションです。

借入期間が短いため、後述の12カ月(12回)で返済したときと比較して、利息総額・総返済額ともに低く抑えられていることが分かります。

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借入金額 返済額/月 返済期間(回数) 利息総額 総返済額
10万円 17,552円 6カ月(6回) 5,312円 105,312円
20万円 35,105円 6カ月(6回) 10,627円 210,627円
30万円 52,657円 6カ月(6回) 15,943円 315,943円
50万円 87,762円 6カ月(6回) 26,574円 526,574円

12カ月(12回)で返済する場合

10万円〜50万円を12カ月(12回)で返済した場合のシミュレーションです。

借入期間が長くなるため、6カ月(6回)で返済した場合に比べて利息総額・総返済額が増加しています。

例えば50万円を借入すると、6カ月(6回)で返済した場合に比べて利息総額が23,500円も増加します。

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借入金額 返済額/月 返済期間(回数) 利息総額 総返済額
10万円 9,167円 12カ月(12回) 10,011円 110,011円
20万円 18,335円 12カ月(12回) 20,027円 220,027円
30万円 27,503円 12カ月(12回) 30,044円 330,044円
50万円 45,839円 12カ月(12回) 50,074円 550,074円

返済期間は短いほどよい

これらシミュレーションの結果を見ると、返済期間を短く・返済回数を少なくする方が総返済額を減らせることが分かります。

ただし、無理な返済は家計上の負担となるので注意が必要です。借入金額や借入残高、返済期間のバランスを取ることが大切といえるでしょう。

アコムで金利や利息を下げる方法

アコムで金利や利息を下げるには、いくつかの方法があります。

ここでは、次のとおり効果の高い方法を5つ紹介します。

①30日間の無利息期間を活用する

30日間の無利息期間中に返済を進める

アコムで初めて契約する方は、30日間の無利息期間が利用できるので、ぜひ活用しましょう。

ただし、無利息期間は「借入の翌日」からではなく、「契約の翌日」から適用になるので注意が必要です。このため、借入は契約直後に行うのが効果的です。

なお、無利息期間終了後は残高にのみ通常金利が適用されるため、可能な範囲で無利息期間中に返済を進めることをおすすめします。

②繰り上げ返済をする

繰り上げ返済で利息を抑えることが可能

アコムに限らずカードローンは繰上げ返済をすることで、利息を抑えることが可能です。

繰上げ返済とは、毎月の決まった返済額(約定返済額)以上の金額を増額で返済することです。このため、利息負担を減らしたいのであれば、繰上げ返済を検討するのもよいでしょう。

繰上げ返済の方法と注意点は次のとおりです。

【繰上げ返済の方法】

  • 口座振替(自動引き落とし)以外の場合 : 最低返済額+増額返済分を入金・返済する
  • 口座振替(自動引き落とし)の場合 : アコム総合カードローンデスクへ問い合わせ
    アコム総合カードローンデスク 0120-629-215(受付:平日9時~18時)

【繰上げ返済の注意点】

  • 毎月の返済額(約定返済額)を増額することはできない。繰上げ返済をするには返済の都度、最低返済額+増額返済分を入金・返済する必要がある
  • 口座振替(自動引き落とし)の場合は、繰上げ返済の都度アコム総合カードローンデスクへ連絡する必要がある

なお、繰上げ返済で残高が減った場合でも、金利に変更はありませんが、同じ返済額でも元本の割合が増えるため、さらに返済が進みやすくなります。

金額に余裕がある時に、可能な範囲で繰上げ返済をするとよいでしょう。

③一括返済をする

アコムでは、借入残高をまとめて一括返済することも可能です。

一括返済の方法と注意点は次のとおりです。

【一括返済の方法】

  • インターネットで返済 : 利用している金融機関(インターネットバンキング)口座からアコム口座へ振り込む
  • アコムATMで返済 : アコムのATMで返済する
  • 提携ATMで返済 : コンビニやショッピングセンターに設置のアコム提携ATMで返済する
  • 振込 : 金融機関からアコム指定の口座へ振込で返済する

【一括返済の注意点】

  • ATMで一括返済した場合、1,000円未満の端数が残る
  • 1,000円未満の端数は「無利息残高」として残り、利息や手数料がつかない。また、支払い期限も設定されない
ボーナス時などは一括返済を検討する

一括返済した場合は、返済までの利息が日割計算され、返済以降は利息がかかりません。

ボーナス時など、まとまったお金がある時に一括返済を検討するのもよいでしょう。

④契約極度額(利用限度額)を増額する

アコムは、契約極度額(利用限度額)が高くなるほど金利が下がります。このため、契約極度額を増額すると金利負担を減らすことができます。

例えば、契約極度額が1万円〜99万円の場合の上限金利は18.0%ですが、契約極度額を100万円〜300万円に増額すれば、上限金利は15.0%になります。

アコムの契約極度額(利用限度額)ごとの借入利率(実質年率)※一部抜粋
契約極度額
(利用限度額)
借入金利(実質年率)
1万円~99万円 7.7%~18.0%
100万円~300万円 7.7%~15.0%
契約極度額の増額には審査が必要に注意

ただし、契約極度額を増額するには増額審査が必要です。マイページメニューに「ご利用可能額を増やす」と表示されている場合は、そのまま増額申請が可能です。表示されていない場合は、アコム総合カードローンデスク(0120-629-215)から申し込みます。

また、自動契約機(むじんくん)から増額申請を行うことも可能です。

なお、増額は土日でも申し込み可能で、審査結果は原則として当日中に分かります。

増額申請によいタイミングとは?

アコムの増額申請には、次のとおり適したタイミングがあります。

  • アコムから増額案内が来たとき
  • 他社ローンの返済が終わったとき
  • 自身の収入が上がったとき

まず、アコムから増額案内のメールや電話が来たときは、増額申請に適したタイミングといえます。ただし、増額案内が来たからといって、必ず増額審査に通るわけではないので注意が必要です。

他社ローンの返済が終わった時も、増額申請に適したタイミングといえるでしょう。ただし、消費者金融など貸金業者の貸付は、総量規制によって年収の3分の1までに限定されています。アコムで増額したい場合、総量規制に抵触しないことを確認してから、増額申請する必要があります。

また、自身の年収が上がったときも増額申請によいタイミングです。ただし、年収が上がったことを証明するため、収入証明書類を提出する必要があります。このため、アプリや自動契約機(むじんくん)から増額申請せずに、まずはアコム総合カードローンデスク(0120-629-215)へ相談することをおすすめします。

増額申請のリスクや注意点

増額申請は、審査に通れば契約極度額(利用限度額)がアップし、金利が下がりますが、次のようにリスクもあるので注意が必要です。

  • 延滞などで返済実績が悪いと減額されるケースも
  • 審査中に追加の借入ができない
  • 総量規制の上限に近づく

増額申請を行うと、これまでの返済実績や他社の借入状況が調査されます。延滞など返済実績が悪い場合や、他社借入が大きく増えている場合は、減額される可能性もあるので注意が必要です。

また、増額審査は原則的に申し込み当日に完了しますが、増額審査中は追加の借入ができない点にも注意が必要です。

その他、増額申請を行なった結果、総量規制の上限に近づく場合もあるので注意が必要です。総量規制とは、貸金業者からの借入を年収の3分の1までに制限する法律上の定めです。このため、他社借入の状況も考慮し、総量規制に抵触しないよう増額申請する必要があります。

⑤金利の引き下げ交渉をする

アコムでは、電話で金利交渉ができるため、優良顧客であれば金利を引き下げられる可能性があります。

どのような場合に優良顧客と判断されるかは明らかにされていませんが、一般的に次のような方が該当すると考えられます。

  • 職業や年収、家族構成などの属性からリスクが低いと判断される
  • 返済実績が良好である
  • アコムで継続して一定の借入実績がある
  • 他社で一定の借入実績がある

このうち、他社で一定の借入実績がある方は、金利交渉に成功する可能性が高いとされています。これは、金利の引き下げによって、借入をアコムへ一本化してもらえる可能性があるためです。

アコムで手数料や遅延損害金のリスクを抑えるのによい返済方法は?

アコムはさまざまな返済方法に対応しており、ネットやATMの場合は土日祝日、24時間返済可能です。ただし、提携ATMや振込の場合は手数料がかかる点に注意が必要です。

返済方法 24時間対応 土日祝日の対応 手数料の負担 手数料
ネット 無料 0円
アコムATM 無料 0円
提携ATM あり 10,000円以下は110円、10,001円以上は220円
振込 × × あり 金融機関により異なる
口座
振替
× × 無料 0円

なお、アコムで返済が遅延した場合は、年率20%の遅延損害金が発生しますので、余裕をもって返済・入金しておいた方がよいでしょう。

特に振込の場合、アコムの休業日に返済しても翌営業日扱いとして処理される点に注意が必要です。

アコムの返済で手数料や遅延損害金を発生させないための注意点は次のとおりです。

  • ネットやアコムATM、口座振替で返済する(提携ATMは手数料がかかる)
  • 振込の場合、アコム休業日の前に返済する(休業日だと翌営業日扱い)

続いて、それぞれの返済方法について手順や注意点を紹介します。

ネットで返済

所定のメンテナンス日は返済できないので注意

ネット返済とは、利用している銀行からインターネットバンキングで返済する方法です。

手数料無料で、土日祝日を含め24時間返済可能ですが、所定のメンテナンス日は返済できないので注意が必要です。

【返済方法】

  • STEP1

    マイページにログイン

  • STEP2

    「インターネットで返す」を選択

  • STEP3

    返済金額などを入力し「金融機関でお手続きを進める」をクリック

  • STEP4

    インターネットバンキングで返済する

アコムATMで返済

ATMによって営業時間が異なる場合もあるので注意

アコムは、全国各地に設置されているアコムATMで返済することが可能です。

手数料無料で、土日祝日を含め24時間返済可能ですが、ATMによって営業時間が異なる場合もあるので注意してください。

アコムのATM検索はこちら

【返済方法】

  • STEP1

    アコムATMにカードを入れて4桁の暗証番号を入力

  • STEP2

    「ご返済」のボタンを選択

  • STEP3

    現金を入れ「読取」を選択

  • STEP4

    内容に間違いがなければ「確認」を選択して返済する

提携ATMで返済

ATMによって営業時間が異なる場合があり、手数料がかかる点に注意

提携ATMとは、コンビニエンスストアやショッピングセンターなどに設置されているアコム提携のATMです。

土日祝日を含め24時間返済可能ですが、ATMによって営業時間が異なる場合があり、手数料がかかる点に注意が必要です。

【提携ATMの手数料】

  • 取引額10,000円以下の場合 : 110円
  • 取引額10.001円以上の場合 : 210円

【返済方法(セブン銀行ATMの場合)】

  • 提携ATMによって手順が異なる
  • STEP1

    ATMにカードを入れて希望取引から「ご入金(返済)」を選択

  • STEP2

    4桁の暗証番号を入力し「カードローン」を選択する

  • STEP3

    「ご返済」のボタンを選択

  • STEP4

    現金を入れ内容に間違いがなければ「確認」を選択して返済する

なお、セブン銀行ATMの場合はスマホアプリからQRコードを読み取って返済することも可能です。

振込で返済

所定の振込手数料がかかる点に注意

振込で返済とは、アコム指定の銀行口座へ金融機関やATMから振込で返済することです。

金融機関やATMの営業時間のみ返済手続きが可能で、所定の振込手数料がかかる点に注意が必要です。

また、振込返済には次のとおり注意点があるので事前に確認のうえ返済をしてください。

【振込返済の注意点】

  • 振込先口座は人によって異なる
  • 振込時に「氏名+会員番号(カード記載の番号)」の入力が必要
  • アコム休業日に返済した場合は、翌営業日扱いとなる(着金日に返済したとして処理される)
  • 申し込み時に「明細書の送付」を希望した場合、振込で返済すると取引明細書が郵送される

【返済方法】

  • STEP1

    マイページにログインして「振込で返す」を選択

  • STEP2

    個別の振込先情報が表示されるので確認する

  • STEP3

    確認した口座へ振込で返済する

口座振替(自動引き落とし)で返済

毎月の自動返済で返済忘れを防げる

口座振替(自動引き落とし)とは、銀行口座からの引き落としで返済する方法です。

引き落し日は毎月6日固定で、6日が金融機関の休業日にあたる場合は、翌営業日の引き落としになります。

また、初回返済時にマイページから引き落とし口座の登録が必要です。

【引き落とし口座登録方法(初回返済時のみ)】

  • STEP1

    マイページにログインして「口座振替(自動引き落とし)のお申し込み」を選択

  • STEP2

    「口座登録はこちら」から引き落とし口座を登録する

  • STEP3

    登録した口座内容を確認して「金融機関サイトへ」を選択

  • STEP4

    金融機関サイトで手続きを行い、最後に必ず「収納企業に戻る」「収納企業へ通知」などのボタンを押す

  • STEP5

    アコムの画面に戻ると「口座振替の登録が完了しました」と表示される

おすすめは「口座振替」

5つの返済方法を比べると、手数料無料という点でネット返済やアコムATM、口座振替がおすすめです。

中でも口座振替は、毎月自動的に返済されるため、返済忘れを防ぐことができ、遅延損害金が発生するリスクを減らすことができます。

このため、通常は口座振替で返済を行い、余裕がある時にネット返済で追加の返済をするのがよい方法といえるでしょう。

アコムの返済期日で返済忘れや利息の負担を減らすのによい方法は?

アコムでは、返済期日を「毎月指定日」「35日ごと」の2つから選ぶことが可能です。

ここでは両者の違いと、どちらがおすすめなのか、返済期日の変更方法について紹介します。

毎月指定日の返済

毎月指定日の返済とは、希望する返済日を指定して、毎月決まった日に返済する方法です。

毎月の指定日がアコムの休業日の場合は翌営業日が返済期日となります。

ただし、指定した期日より15日以上前に入金すると前月の追加入金として処理されます。この場合、返済期日は更新されず、当月の返済が行われていないことになるので注意が必要です。

また、返済方法に口座振替を選択した場合、返済期日は6日に設定され変更できません。

35日ごとの返済

35日ごとの返済とは、初回は借入日の翌日から35日目、次回以降は前回返済日から35日目が返済期日となる返済方法です。

35日ごとの返済とは、初回は借入日の翌日から35日目、次回以降は前回返済日から35日目が返済期日となる返済方法

ただし、35日ごとの返済は毎月の返済日を把握しにくい点に注意が必要です。

返済期日に返済が行われないと、延滞によって遅延損害金が発生する可能性があるので注意しましょう。

おすすめは「毎月指定日の返済」

アコムでは、返済期日を「毎月指定日」「35日ごと」から選択できますが、特別な事情がない限り、「毎月指定日」にするのがよいでしょう。

返済期日を「毎月指定日」にするメリットは次のとおりです。

【返済期日を「毎月指定日」にするメリット】

  • 返済日の間隔が短いため早く返済が進み、利息負担が小さくなる
  • 毎月の返済日が決まっているので入金を忘れにくい

なお、返済期日は「毎月指定日」と「35日ごと」で変更可能です。

返済期日の変更は自動契約機(むじんくん)かアコム総合カードローンデスクで行うことができます。ただし、返済方法に口座振替を選択している場合は、返済期日の変更はできません。

返済期日に関する注意点

アコムは、返済期日までに返済できないと場合によっては延滞扱いとなり、遅延損害金が発生したり、信用情報にキズがつく可能性もあります。

ここでは、アコムの返済期日に関する注意点をまとめました。

【アコムの返済期日に関する注意点】

  • 返済期日に入金が間に合わない場合
  • 返済期日を過ぎてしまった場合
  • 毎月6日の口座振替(自動引き落とし)ができなかった

返済期日に入金が間に合わない場合は、前もってアコム総合カードローンデスクに連絡しましょう。返済期日の変更を含めて相談に応じてもらうことができます。

一方、返済期日を過ぎてしまった場合は、マイページの「お知らせ」にある「次回のお支払期日に関するお知らせです」から支払日を登録し、登録した期日までに支払いを行ってください。

また、毎月6日の口座振替(自動引き落とし)ができなかった場合は、「インターネット返済」「ATMでの返済」「振込での返済」のいずれかを選び、自身で返済を行う必要があります。再度、口座振替(自動引き落とし)が行われるわけではないので注意が必要です。

アコム以外の方法で金利の負担を減らしたいなら

アコムの返済が苦しく、少しでも返済の負担を減らしたい場合はどうすればよいのでしょうか。

ここでは、「低金利のカードローンへの借り換え」「おまとめローンへの切り替え」の2つの方法を紹介します。

低金利のカードローンに借り換えをする

アコムは消費者金融系のカードローンであるため、上限金利がやや高く設定されています。このため、銀行系など、低金利のカードローンへ借り換えすることで毎月の返済額を抑えることができます。

  借入金利(実質年率)
アコム 3.0%〜18.0%
三井住友銀行カードローン 1.5%〜14.5%
楽天銀行スーパーローン 1.9%〜14.5%
東京スター銀行
カードローン
1.5%〜14.6%

ただし、銀行系カードローンでも、あくまで借り換え可能な商品を選ぶ必要があるので注意が必要です。

また、審査はアコムの借入残高も加味して行われます。このため、申し込みの際に「資金の使い道」で「他社カードローンの借り換え」を選択すると審査に通りやすくなります。

おまとめローンに切り替える

アコム以外にも複数社からの借入がある場合は、おまとめローンにまとめることで、毎月の返済額を抑えられる可能性があります。

ここでは、A社とB社からそれぞれ10万円の借入があり、毎月5,000円ずつ(合計10,000円)返済していた場合で考えてみましょう。

例えば次のように銀行系のおまとめローンへ借り換えると、毎月の合計返済額を大幅に抑えることができます。

【参考】アコムと銀行系カードローンの金利例
  借入残高 毎月の
合計返済額
A社・B社 合計20万円
(各10万円)
10,000円
(各5,000円)
楽天銀行スーパーローン 20万円1本に
まとめる
5,000円
東京スター銀行おまとめローン 20万円1本に
まとめる
7,318円
  • 適用金利によって異なる場合あり

他にも、おまとめローンへ借り換えすると、返済日をまとめられるというメリットもあります。

ただし、あくまで「おまとめ」が可能なカードローンを選ぶ必要があるので注意してください。

また、おまとめローンの多くが返済専用のローンとなっており、新規の借入ができない点にも注意が必要です。

【まとめ】アコムを利用する際は金利・利息を抑えて計画的に活用しよう

アコムの金利と利息について紹介してきました。

最後にもう一度要点をまとめます。

  • アコムの金利は3.0%〜18.0%、消費者金融では平均的
  • アコムの金利は契約極度額(利用限度額)と審査で決まる
  • 無利息期間を利用すれば利息を抑えることができる
  • 繰上げ返済や一括返済で総返済額を抑えることができる
  • 金利を引き下げる方法もある
  • 返済方法は口座振替がおすすめ
  • 支払いが厳しい場合は低金利のカードローンやおまとめローンへ借り換える

アコムは賢く利用することで、大幅に利息を減らすことが可能です。

利用を検討する場合には、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。

アコムの金利でよくある質問

  • 利息はどのタイミングで発生しますか?

    借入日の翌日から発生します

    アコムの利息は「借入残高×借入利率(実質年率)÷365日×利用日数」で計算します。

    ただし、初回契約時に限り「契約日の翌日」から30日間無利息で借入できます。

    • 「借入日の翌日」ではない点に注意
  • アコムに借り換えローンはありますか?

    あります

    アコムの借り換えローンの商品名は「借り換え専用ローン(おまとめローン)」です。

    複数のローンを一本にまとめることで、毎月の返済額・利息負担額を減らすことができます。

    ただし、借り換え専用ローンのため、追加借入はできません。すでにアコムを利用している方でも契約できます。

  • 初めてアコムを利用するときに金利を抑えるための注意点はありますか?

    収入証明書を提出して契約極度額(利用限度額)100万円以上で申し込みしましょう

    申し込み時に収入証明書の提出がないと限度額が最高50万円となり、必ず上限金利の18.0%が適用されるからです。

    15.0%以下の金利が適用されるのは限度額100万円以上なので、金利を低く抑えたい場合は収入証明書を提出し、限度額100万円以上で申し込むこととよいでしょう。

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