プロミスの解約を考えている方の中には、「プロミスはどのように解約するのか」「解約に必要なものや条件はなにか」といった疑問を持つ方もいるでしょう。
プロミスの解約には、電話(プロミスコール)をかける方法と、プロミスの自動契約機を利用する方法の2つがあります。手間がかからず簡単に解約できるのは、電話(プロミスコール)です。
プロミスを解約する際は、メリット・デメリットを理解したうえで解約することが大切です。この記事では、プロミスの解約方法・必要書類・条件、解約手順やメリット・デメリットを解説します。
結論(この記事のポイント)
- 最も簡単にプロミスを解約する方法は「電話」
- 解約手続きに必要なものはプロミスカードの「会員番号」
- プロミスの解約手順は4STEPで完了できる
- 解約するメリット・デメリットを理解してから解約をした方がよい
プロミス | |||
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利用限度額 | 審査時間 | 融資までの時間 | |
最大500万円 | 最短3分※1 | 最短3分※1 | |
借入金利 | 無利息期間 | 土日の借入 | |
4.5%~17.8% | 30日間 | 〇 | |
パート・アルバイト | 学生 | 主婦 | |
〇※2 | 〇※2 | 〇※2 | |
おすすめポイント | |||
|
- 1…申込の時間帯や審査の状況などによって希望に沿えない場合あり
- 2…18歳以上で安定した収入があれば学生・主婦の方でも利用可能。専業主婦/専業主夫の方は不可
目次
プロミスを解約する方法
プロミスの解約を考えている方が最も知りたいのは、手間や時間をかけずに解約する方法でしょう。
プロミスの解約手続きには、以下のように、「電話(プロミスコール)」または「自動契約機」の2つの方法があります。
- 画像出典:プロミス
まずは、プロミスを解約する際の2つの方法について詳しく解説します。
プロミスの解約は「電話」が最も簡単
プロミスの解約で最もおすすめな方法は、電話(プロミスコール)です。これは、解約のために店舗に足を運ぶ必要がなく、オペレーターとの対話だけで解約が完了するためです。
プロミスには、女性オペレーターが対応する女性専用ダイヤル「レディースコール」も用意されています。
「プロミスコール」・女性専用ダイヤル「レディースコール」の受付時間は、いずれも平日9時~18時です。受付時間内に電話をかけ、オペレーターに解約の希望を伝えると、短時間で解約手続きが完了します。
窓口名 | 電話番号 | 受付時間 |
---|---|---|
プロミスコール | 0120-24-0365 | 平日9時~18時 |
女性専用ダイヤル レディースコール |
0120-86-2634 |
- 出所:プロミス
プロミスの解約は「自動契約機」でもできる
プロミスの解約は、自動契約機でも行えます。自動契約機を利用した解約は、自宅や勤務先の近くにプロミスの自動契約機がある方や、「解約証明書(完済証明書)」を郵送されたくない方に向いた方法といえるでしょう。
自動契約機での解約では、ローンカードを必ず持参するようにしてください。また、本人確認書類が必要になる場合があるため、併せて持参することをおすすめします。
自動契約機は、店舗によって営業時間が異なる場合があります。利用する店舗の営業時間を事前に確認してから出向きましょう。
店舗の検索や営業時間の確認はこちら
1級ファイナンシャルプランニング技能士監修者:赤上 直紀さん からコメント
解約手続きに関する詳細な情報や疑問点があれば、直接プロミスコール(レディースコール)に問い合わせることをおすすめします。平日9時~18時の間であれば、オペレーターが相談者の悩みに合わせて適切な対応方法を教えてくれます。
プロミスは「ネット」では解約できない
プロミスの公式サイトにある会員ページでは、ネット振込や返済、利用限度額の増額など、さまざまなサービスを提供していますが、解約は受け付けていません。
解約を希望する場合は、電話(プロミスコール)または自動契約機を利用してください。
プロミスを解約するために必要なもの・条件
プロミスをスムーズに解約するには、解約条件を理解し、事前に必要なものを用意しておくことが大切です。
ここからは、プロミスを解約する際の条件や必要なもの、または用意しておいたほうが良いものについて解説します。
プロミスの解約条件
プロミスでは、借入残高があるうちは解約ができません。解約する際は、借入金が1円も残っていない「完済」の状態にすることが必要です。
借入金の返済時に硬貨の取り扱いを行っていないATMを利用していた場合、自分では完済したつもりでも、1,000円未満の借入金が残っていることがあります。
解約する際は、電話(プロミスコール)や公式サイトやアプリの会員サービスで借入残高を確認し、完済してから解約手続きを行いましょう。
- 画像出典:プロミス
「完済」と「解約」の違い
「完済」と「解約」の意味は、以下のとおりです。
- 「完済」…借り入れした元金と利息を合わせた合計金額の全てを返済すること
- 「解約」…金融機関と締結したカードローンの契約を解除すること
完済は借入残高がゼロの状態になっただけであり、完済後も利用限度額内なら再度借り入れができます。解約は、カードローンの契約を解除するため、借り入れをする際は、再度申し込みが必要です。
借入残高がゼロになり完済したとしても、自動的に契約が解除されるわけではないため、注意してください。
プロミスを解約するときに必要なもの
次に、プロミスを解約するときに必要なものについて見ていきましょう。
解約のときに必要なもの
- ローンカード(必須)
- 本人確認書類(自動契約機の場合のみ必要。電話解約の場合は不要)
電話(プロミスコール)や自動契約機で解約する際は、必ずローンカードを持参してください。これは、オペレーターがローンカードに記載されている会員番号の確認を行う際に必要になるためです。
また、自動契約機での解約では、ローンカードのほか、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。
電話(プロミスコール)で解約する場合は、本人確認書類は必要ありません。
本人確認書類と補足書類
自動契約機で解約する際は、ローンカードのほか本人確認書類も必要です。本人確認書類は、基本的にプロミスに新規申込をした際に使用したものと同じものを利用できます。
本人確認書類として使用できるもの
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
- 健康保険証+補足書類
- 在留カード
- 特別永住者証明書
本人確認書類に健康保険証を使用する場合、または本人確認書類に記載された住所と現住所が異なる場合は、以下のような補足書類が必要です。
補足書類として使用できるもの
- 公共料金の領収書(電力会社・水道局・ガス会社・NHK発行のもの)
- 住民票の写しまたは住民票の記載事項証明書
- 国税または地方税の領収書、もしくは納税証明書
- 社会保険料の領収書
提出書類の不備を避け、スムーズに解約を進めるためにも、十分に必要書類を確認したうえで自動契約機に出向きましょう。
1,000円以下の端数も返済しないと解約ができない
借入残高が1,000円未満の端数になると、利息や手数料が発生せず、返済の義務もなくなります。このような1,000円未満の借入残高を「無利息残高」といいます。無利息残高があるうちは、解約はできません。
例)借入残高(元金+利息)が3,500円の場合
→3,000円返済をすると、借入残高が500円残る
(1,000円以下の端数が残った状態)
「ネット返済」または「銀行振込」を利用した返済では、1円単位での取り扱いが可能なため、1円も残さずに借入残高を完済することができます。
無利息残高を完済させる際は、「ネット返済」または「銀行振込」の利用をおすすめします。
完済時に余分に返済した場合は解約が可能
以下のように、借入残高よりも多い金額を返済した場合は、そのままプロミスを解約することができます。
例)借入残高(元金+利息)が3,500円の場合
→4,000円返済をすると、借入残高は0円に。返還金が500円残る
(返還金が発生した状態)
完済時に借入残高よりも多い金額を返済した場合は、プロミスから「返還金」としてお金が戻ってきます。返還金の受取方法は、「銀行振込」または「次回利用時の借入残高から相殺」のいずれかです。
ただし、この方法は数百円を返還してもらうために手間が生じます。そのため、「ネット返済」または「銀行振込」を利用して借入残高を完済したほうがよいでしょう。
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プロミスを解約するときの手順
プロミスの解約手続きをスムーズに進めるためにも、解約手順を事前に把握しておくことが大切です。プロミスの解約条件や必要書類を理解したうえで、ここからは、プロミスの具体的な解約手順について見ていきましょう。
プロミスを「電話」で解約するときの手順
プロミスを電話(プロミスコール)で解約するときの具体的な流れは以下のとおりです。
-
STEP1
平日9時~18時の間にプロミスの窓口に電話をする
プロミスコール(0120-24-0365)/レディースコール(0120-86-2634)
-
STEP2
オペレーターに「解約したい」旨を伝える
-
STEP3
契約状況や借入残高について確認される
-
STEP4
解約意思の最終確認をして解約が完了
電話(プロミスコール)による解約は、オペレーターから本人確認や契約状況、借入残高などについての確認のみで終了するため、手続きは数分で完了します。
解約後、手もとにあるローンカードは使用できなくなります。ハサミで切断するなどして処分しておきましょう。
解約後、原則郵送物が自宅に送られてくることはありません。ただし、「解約証明書(完済証明書)」の発行を希望する場合は、郵送物が送られてくるため注意が必要です。
解約証明書(完済証明書)は、事業用融資や住宅ローンなどの大型融資を受ける際に提示を求められる場合があります。大型融資を申し込む予定があるときは、解約証明書の発行を申請するとよいでしょう。
プロミスを「自動契約機」で解約するときの手順
プロミスを自動契約機で解約するときの手順は、次のとおりです。
-
STEP1
9時~21時の間に自動契約機に行く
画面の指示に従って操作をする
-
STEP2
オペレーターに「解約したい」旨を伝える
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STEP3
本人確認書類を提示する
ローンカードに記載されている会員番号を伝える
-
STEP4
「解約証明書(完済証明書)」を受け取り解約完了
プロミスの自動契約機で解約する際は、自動契約機に併設されている電話とタッチパネルを操作して手続きを行います。
自動契約機で解約するには、店舗まで足を運ばなければなりませんが、解約手続きにはそれほど時間はかかりません。ローンカードは、電話(プロミスコール)での解約と同様に、解約手続き終了後にハサミを入れて処分しましょう。
プロミスの自動契約機で解約すると、「解約証明書(完済証明書)」をその場で受け取ることができます。そのため、プロミスから自宅に郵送物を送られたくない方は、自動契約機での解約をおすすめします。
自動契約機の営業時間の多くは9時~21時ですが、店舗によって異なる場合があるため、利用する店舗の営業時間を前もって確認してください。
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プロミスを解約するメリット・デメリット
プロミスの借入残高を完済したときに、「このまま解約手続きを進めるべきかどうか」と迷う方も多いでしょう。
プロミスの借入残高を完済しても自動的に解約にはならないため、解約する際は自ら手続きを進める必要があります。
プロミスを解約するかどうか迷ったときは、メリットとデメリットを十分に比較検討したうえで、解約するかしないかを決定しましょう。ここからは、プロミスを解約するメリットとデメリットについて解説します。
プロミスを解約するメリット
プロミスを解約した場合の主なメリットは、次のとおりです。
- 返済の負担や不安から解放される
- 新たに借金が増える可能性が減り、金銭感覚が養われる
- 信用情報が整理されて他のローン審査に通りやすくなる可能性がある
プロミスを解約することによって、毎月の返済の負担や、「継続して最後まで払い続けられるのか」といった不安から解放されるため心に余裕ができます。また、家族や周囲の方にカードローンを利用していることをバレる心配もなくなります。
加えて、新たに借入金が増える可能性が減り、自分の収入の範囲内で生活するようになるため、金銭感覚が養われることが期待できるでしょう。
複数の金融機関から借り入れを同時に行うことを「多重債務」といいます。マイカーローンなどの審査を受ける際、多重債務の状況にあると、審査に通過しづらくなることがあります。
プロミスを解約することで、信用情報が整理されるため、ローン審査にとおりやすくなることを期待できるでしょう。
プロミスを解約するデメリット
次に、プロミスを解約した場合のデメリットについて見ていきましょう。
- 急遽お金が必要になったときの対応手段が減る
- プロミス内で積み上げてきた実績がリセットされる
- プロミスで再契約ができない可能性がある
プロミスを解約すると、急にお金が必要になった際の対応手段が減ってしまいます。プロミスの解約後、再度申し込みを行うことは可能ですが、審査を受ける必要があるため、借り入れまでに手間と時間がかかることを考慮しなければなりません。
また、解約から再審査を受けるまでに、ほかの金融機関で遅延や延滞を起こしている、借入金が増えているなどの場合は、再契約ができない可能性も生じます。
加えて、解約をすることで、それまで積み上げていたプロミスでの実績がリセットされることを忘れてはなりません。
カードローンの利用では、延滞せずに支払いを続けることで実績が積み上げられます。支払い実績を作ると、プロミスからの信頼度がアップするため、増額申請の際に有利になる、金利が引き下げられる可能性があるなどのメリットが生じます。
解約することで、プロミス内で積み上げた実績がリセットされると、このようなメリットは享受できません。
プロミスの解約はメリット・デメリットを考えてから
プロミスの解約後は、お金で困ることがないように、今後のライフプランを十分に検討しておきましょう。
プロミスの利用中に延滞や遅延などを起こし、その履歴が残った場合は、解約後すぐにほかの金融機関と契約を結ぶことが難しくなる可能性があります。プロミスの解約は、メリットとデメリットを十分に考慮してから行うようにしてください。
「解約証明書(完済証明書)」はもらっておいた方がよい
プロミスでは、完済しないと解約ができません。そのため、プロミスが発行する「解約証明書」は完済証明書の役割を兼ねています。
プロミスの解約後、住宅ローンや自動車ローンなどの、借入金額の大きなローンに申し込む際、解約証明書(完済証明書)の提出を求められることがあるため、解約時に解約証明書(完済証明書)をもらっておくと安心です。
発行された解約証明書(完済証明書)は、捨てたりせずに保管しておいてください。プロミスで解約証明書(完済証明書)を発行してもらう方法は、以下の2とおりです。
- 電話で申し込み、郵送で送ってもらう
- プロミスの自動契約機で発行してもらう
電話申し込みの場合の送付先は、自宅または勤め先のいずれかに限られます。自宅・勤め先以外の住所を指定することはできませんので注意してください。自動契約機の場合は、解約手続きと同時に発行してもらうことができます。
自宅または勤務先への郵送物を避けたい場合は、自動契約機で解約しましょう。
1級ファイナンシャルプランニング技能士監修者:赤上 直紀さん からコメント
銀行員時代に住宅ローンの受付を行いましたが、お客様に解約証明書(完済証明書)の提出を求めたことがあります。今後、住宅ローンや自動車ローンを組む可能性のある方は、解約証明書(完済証明書)をもらっておくとよいでしょう。
一度解約した後に再契約をするときの注意点
プロミスを解約した後に再契約をする場合も、新規に申し込むときと同様に、同じ手順を踏む必要があります。
プロミスで過去に遅延や延滞などを繰り返していた場合は、再審査に落ちる可能性が高くなります。また、ほかの金融機関の借り入れで信用情報にキズがある場合も、審査に落ちる可能性は高くなるでしょう。
解約後は、解約前のプロミスの完済実績・利用限度額・金利などは引き継がれない点にも注意が必要です。
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【まとめ】プロミスの解約はメリット・デメリットを比較検討して決定しよう
プロミスの解約には、電話(プロミスコール)と自動契約機を利用する2つの方法がありますが、最も簡単に解約できるのは、オペレーターとの会話だけで解約が完了する電話(プロミスコール)です。
いずれの方法も、解約証明書(完済証明書)の申請が可能ですが、自宅や勤務先への郵送物を避けたい場合は、解約したその場で発行してもらえる自動契約機による解約をおすすめします。
プロミスの解約には、返済の負担や不安から解放される、新たな借入金が増える可能性が減るなどのメリットがあります。ただし、急にお金が必要になった際の対応手段が減る、それまで積み上げてきたプロミスの実績がリセットされるなどのデメリットも考慮しなければなりません。
プロミスの解約に迷った際は、メリット・デメリットを十分に比較検討したうえで決定しましょう。
プロミスの解約でよくある質問
-
カードレス契約だったときに解約方法の違いはありますか?
ありません
カードレス契約とは、プロミスのアプリローンまたはWeb完結での契約を指します。カードレス契約の場合は、電話(プロミスコール)で解約が可能です。
また、電話による解約手順は、ローンカードを所有してる場合と同様です。カードレス契約でも、解約証明書(完済証明書)の発行を受け付けているため、希望する場合はオペレーターに伝えてください。
-
解約後に郵送物が届かないようにするには?
原則郵送物は届きません
プロミスの解約後、原則郵送物が送られてくることはありません。
ただし、電話で解約する際に「解約証明書(完済証明書)」を希望すると、自宅または勤め先に郵送物が送られてきます。自動契約機で解約すると、その場で「解約証明書(完済証明書)」を発行してもらえます。
解約証明書(完済証明書)を希望するものの、自宅や勤務先への郵送物を避けたい場合は、自動契約機での解約をおすすめします。
-
完済した後、解約しないままにしておくとどうなりますか?
繰り返し利用できます
プロミスのカードローンは、完済しても自動的に解約されないため、そのまま繰り返し利用できます。再度利用する際は、アプリやネットの会員サービスにログインし、借入可能額を確認してください。
借入可能額が0円または、ログインできない場合は、自動契約機に来店するかプロミスコールに電話をかけて、オペレーターにその旨を伝えてください。
-
契約書類は返却されますか?
電話申込以外は返却されません
プロミスでは、契約書類を全てデータで保存しています。保存されたデータは、解約後に消去されるため、契約書類を返却することはできません。
ただし、電話申し込みで契約書類を郵送した場合は、解約時に契約書類を返却してもらえます。
プロミスを完済したことを証明するための完済証明を希望する場合は、解約後に解約証明書(完済証明書)の発行を申し出るとよいでしょう。