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【第2回】法人 IFA 社長アンケート

カテゴリ:Ma-Do

種別:一部公開

※本調査の詳細データは回答に御協力頂いたIFAの皆様、および投信マーケティング年間サポートサービス『Madows』のご契約社様限定となります。

 

本年は昨年に続き、 IFA法人の意思決定者である社長や役員の皆様が日々どのような課題と向き合っているのかを調査し、統計を公表することで、皆様を取り巻く環境の改善や、更なるIFA業界の発展に貢献することを目的として、IFA法人の代表者様や、意思決定に携わる役員の皆様を対象とした、『法人IFA社長アンケート2023』を実施いたしました。

 

概要

[実施主体] Ma-Do(株式会社想研)
[実施時期] 2023年7~8月
[調査対象] MaーDoの読者である金融商品仲介業者  649社
       ※法人のみ
       ※2023年7月時点で金融庁HPに登録済み
[調査方法] メールでのご依頼、ご協力依頼チラシの送付
[回収方法] オンライン
[回答数] 64社

 

トピック

金融商品仲介業における2023年度の年間の営業収益(2022年度比)では、 35.9%の企業が-10%~+10%との回答であったのに対し、56.2%の企業が+10%以上と回答した。+10%以上と回答した企業の増加割合のうち、特に回答数が多かったのは+10~30%で、全体の29.7%であった。

昨年度比の年間営業収益が-10%~+10%の企業をおおむね横ばい、+10%以上の企業を増加していたとみる場合、両者にどのような違いがあるのか比較を行ったところ、+10%以上と回答した企業の方が、より高い金融資産を持つ顧客をターゲットとしていることが確認できた。

 

今期(2023年7~9月)における自社の金融商品仲介業の業況感について質問したところ、35.9%の企業が「良い」と回答した。また、「ふつう」との回答が57.8%、「悪い」との回答が6.3%であった。昨年同時期に行ったアンケートの回答と比較すると、「良い」が約11ポイント増加、「ふつう」が約7ポイント増加、「悪い」は約19ポイント減少しており、多くのIFA法人が今夏の景況感を昨年比でポジティブにとらえていることが分かった。
来期(2023年10~12月)における自社の金融商品仲介業の業況についても質問したところ、「良い」が31.3%、「ふつう」が65.6%、「悪い」が3.1%とこちらも昨年比で良化した。

今期や来期の業況感で「良い」を選択した理由としては、相場の好調さ、資産所得倍増プラン、新NISAへの投資家の関心の高さなどが多く挙げられた。

 

『重要視している経営上の課題』を質問したところ、『人材(アドバイザー)の採用』が56.3%となり2年連続で最多であった。次いで、「新規顧客開拓」50.0%、「富裕層・超富裕層開拓」と「競合IFA法人との差別化・ブランディング」との回答が40.6%と続いた。

以上から、好調な業況や投資家のニーズの高まりもあり、すぐに実戦で活躍できるアドバイザー人材の獲得が各IFA法人の喫緊の課題であることが分かった。